尼崎で活気ある企業の共通点とは。人から選ばれる会社が大切にする事。
最近、若い社員がすぐに辞めてしまう。募集を出しても、なかなか人が集まらない。初めて人を雇う社長さんから、そんな切実な悩みをよくお聞きします。ここ尼崎は、昔からものづくりや商売が盛んで、人情味あふれる街です。でも今の時代は気合や根性だけでは、なかなか人は定着してくれません。では、尼崎で元気に成長し続けている企業には、一体どんな共通点があるのでしょうか。この記事では、経営者としての孤独な悩みに寄り添いながら、人が辞めずに自ら動くようになる組織づくりのヒントをお伝えします。最後までお読みいただければ、明日から社員にどう声をかければいいのか、具体的な一歩が見えてくるかもしれません。
社員が安心して発言できる「心理的安全性」を確保し、自律を促す対話を行うことが、人が定着し活気ある会社をつくる鍵です。
心理的安全性が生み出す、人が定着する組織
尼崎で活気のある会社に共通しているのは、働く人がここでなら失敗しても大丈夫と思える空気があることです。これを少し専門的な言葉で「心理的安全性」と呼びます。心理的安全性とは、自分の意見を言ったり、分からないことを質問したりしても、誰かに馬鹿にされたり怒られたりしないと信じられる状態のことです。
実は、人間の脳は怒られるかもしれないという不安を感じると、防衛本能が働いて思考が停止してしまう仕組みになっています。脳の奥にある扁桃体という部分が危険を察知し、新しい挑戦や自由な発想に強烈なブレーキをかけてしまうのです。例えば、会議で良いアイデアを思いついても、これを言ったら社長に怒られるかもしれないと無意識に感じた瞬間、脳は安全を優先して口をつぐむ選択をします。逆に安心して発言できる環境があると、脳はリラックスして本来の力を発揮しやすくなります。尼崎で人が定着し業績を伸ばしている企業は、社長自らが社員の話に耳を傾け、この安心できる居場所を作っています。社員を一つの歯車としてではなく、感情を持った一人の人間として大切にしているのです。
仲良しクラブではない。自律を育む「余白」の作り方
とはいえ会社は仲良しクラブではありませんよね。ただ優しくすればいい、甘やかして何でも許せばいいというわけではないのが実務の難しいところです。会社として守るべきルールや品質の基準は、しっかりと示す必要があります。お客様から信頼をいただくためには、厳しいプロ意識も欠かせません。
大切なのは、仕事の基準は高く保ちつつ、そこに向かっていく過程での相談しやすさを担保すること。仕事でミスが起きたとき、なぜこんなことをしたんだと人を責めるのではなく、何が原因でミスが起きたのか、どうすれば防げるのかと一緒に仕組みを考える姿勢が求められます。初めて人を雇うと、どうしても自分のやり方を完璧にコピーしてほしくて細かく口を出したくなるかもしれません。手取り足取り教えることこそが愛情だと考える経営者の方も多いでしょう。しかしそこをぐっとこらえて、あなたはどう思うと問いかける余裕を持つことが、人が育つ会社への第一歩となります。自分の頭で考え、行動する余白を与えることで、社員は初めて自律的に動き始めます。
実務で確認したいポイント
- 挨拶にひと言プラスする。ただ「おはよう」と言うだけでなく、「昨日のあの仕事助かったよ」「最近体調はどう」と相手の存在を認める言葉を添えてみてください。人は自分の存在が承認されていると感じることで、組織に対する帰属意識が強く芽生えるそうです。日常の小さな承認の積み重ねが、いざという時の大きな安心感を生み出す土台になります。
- 社長自身の失敗談を話す。初めて人を雇うと、どうしても完璧な社長でいようと気を張ってしまうものです。しかし、過去の失敗やいま悩んでいることを素直に打ち明けることで、社員も社長も同じ人間なんだと安心して自分の弱音や悩みを相談しやすくなります。見栄を張らずに等身大の姿を見せることが、結果的に組織の結束力を高めます。
- 社員の意見をまずは受け止める。提案を受けたとき、すぐに「それは違う、うちの規模では無理だ」と否定せず、「なるほどそういう視点もあるね!」と受け入れる姿勢を見せましょう。いきなり正論で打ち返されると、社員は次から何も言えなくなってしまいます。まずは共感で受け止め、その上で会社の方向性とすり合わせる対話を持つことが、社員のモチベーションを深く引き出します。
まとめ
尼崎の活気ある企業は特別な魔法を使っているわけではありません。働く人たちの心に寄り添い、安心できる土壌をコツコツと耕しているのです。社長一人が孤独に頑張りすぎる必要はありません。社員を信じて頼り、共に成長していく喜びを分かち合うことが、結果として人から選ばれる会社をつくります。まずは目の前の社員への小さな声かけから始めてみませんか。
この記事の執筆者 社会保険労務士 吉良山美由紀
参考・情報源
リクルートワークス研究所 心理的安全性が個人の成果と組織成果に及ぼす影響
日本財団 社員と組織の成長を促すものとは。「心理的安全性」を軸に考えてみよう
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